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人は、過去に様々な経験をしてきたと思う


それは『良い出来事』もあれば『悪い出来事』や『思い出したくない出来事』など、それは人によって様々だと思う


そんな『過去』の出来事は、記憶に残っていく


それが、印象が強ければ強い程に、強く記憶に刻まれていく・・・




誰にでも、楽しかった思い出や、辛い思い出は、自ずと有るでしょう


その中でも『辛い過去、辛い思い出』は、更に印象が強い為に、記憶から消し去る事は難しいと思う・・・


それが『心の傷』として、長い間…いや、一生付きまとう事にもなりかねない・・・









暗い記憶


人は無意識に、それを隠そうとする


その相手が、親しい人……特に『愛する人』であれば尚更に・・・




愛する人に、自分の『過去』を知られたくない


知られた事で、その相手に嫌われてしまわないかと言う恐怖感・・・


その時の『記憶』が蘇って、更にトラウマになっていく悪循環・・・




だから、隠す事によって、周りに悟られない様にする


周りに悟られない様にする事によって、その『過去の記憶』を消し去ろうとする




出来る事ならば、消し去りたい過去は、誰にでも有ると思う


そして、それらを『封印』する事によって、自分自身を守る事にも繋がるかもしれない





でも『記憶』と言うモノは、決して消える事はない


いつかまた、ひょんな事で思い出してしまうかもしれない


そして、誰にも言えない……言わない事によって、自分自身の内に秘めてしまう


そしてその『苦しみ』は、いつか溢れてしまい


心が壊れてしまうかもしれない・・・





コップに水を注ぎ続けた時、その水はいつか溢れてしまう


人間も、同じだと思う


1人で悩み苦しんでしまうと、いつかその『過去の記憶』と言う水は、自分と言う器から溢れてしまう・・・


そんな記憶の水も、誰かに打ち明ける事によって、溢れる事を抑止出来るかもしれない


それが『信頼出来る人』……特に『愛する人』であればある程に・・・





自分自身の過去を知られる事、特に辛い記憶や出来事を打ち明ける事は、とても辛いかもしれない


いっその事、永遠に打ち明けない方が楽なのかもしれない・・・




でも、勇気を出して誰かに話す事によって、打ち明ける事によって、その『記憶の水』を器から溢れない様にする事が出来るかもしれない


その相手が『愛する人』であればある程、その人との『絆』は深まるかもしれない





もしそこで、過去の自分を知った相手が、自分の元から去っていったとしたら


その相手とは『その程度の絆』だったと言う事だと思う







最近思う事があるんです。


大切なのは『過去の出来事』ではなく『今現在の自分』なのではないかと


そして、過去の出来事、辛い記憶や思い出を知った上で


今までと変わらず、これからも更に親しく接してくれる人こそが


真実の愛、本当の友情がある人なのではないかと・・・


大切なのは、過去ではなく、これからどう生きていくかだと思う。









過去に傷を持った人達へ


あなたの過去の記憶、辛い想いをした『傷』は、決して消える事は無いと思います。


そしてその記憶を、一生背負って生きていかなければならないかもしれない・・・


でも、誰かに話す事によって


親しい人に打ち明ける事によって


愛する人に知って貰う事によって・・・


その傷を、薄れさせる事が出来るかもしれない


相手が知って、それでも尚且つ『変わらない気持ち』で居てくれる人こそが


『本物』なのだと思います。




そして、話した事によって、自分自身の苦しみ、悲しみを和らげる事に繋がるかもしれない


その『相手』との絆が、更に強くなると思うんです。




あなたには、いつも笑顔で居て欲しいから


笑顔に満ち溢れた姿が、とてもキラキラして素敵だから






でもね







たまには泣いても良いんだよ


沢山泣く事によって、その苦しみを分かち合う事によって


その後には『笑顔』が待っているんだから


涙の後には、必ず『虹』が出るのだから





そして、大切なのは『過去』ではなく、これからの『未来』なのだから。